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マリオ・ガルシア・トレス「ポケット スクラッチング」

2008年1月18日(金)〜3月8日(土)

"I Promise Every Time", 2007 "I Promise Every Time", 2007 "I Promise Every Time", 2007 "I Promise Every Time", 2007
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gallery.sora.では2008年1月19日(土)から3月8日(土)まで、マリオ・ガルシア・トレスの日本初個展を開催致します。1975年メキシコ(モンクロバ)生まれ、サンディエゴを拠点におくトレスは、フィルムやビデオ、写真、パフォーマンス、また印刷物などにテキストを書き加えて意味を付加する” printed intervention”という方法を用いて活動しています。

2005年にカリフォルニア・インスティテューツ・オブ・アートを卒業以降、スタディリジク美術館(アムステルダム)、カディスト・アート・ファンデーション(パリ)、ジャン・モット(ブリュッセル)などで個展を開催しています。ガルシア・トレスは近年、第52回ヴェネチアビエンナーレ、"Escultura Social" 展(シカゴ現代美術館)、"Learn to Read" and "Saturday Live Actions&Interruptions"展(テートモダン、ロンドン)、"Elephant Cemetery"展(アートスペース、ニューヨーク)に参加しました。また、2007年度カルティエ・アワードにて、(英国外に住む)新人賞を受賞しました。

コンセプチュアルアートと呼ばれるものは常に僕を魅了する。何故かを説明するのは難しいけれど、それが初めて僕を惹きつけたものであり、それによって自己を模索することができる。またそれらは時間だけでなく空間をも変幻自在に置き換え得る。ある種の空白の空間は、作品そのものが示唆する問いかけとは異なる、何らかの疑問符を残すことができるのだ。言うなれば、僕にとってコンセプチュアル・アートというものは、ただのレファレンスはでなく、歴史でもある。自分が作品のなかでそれを上手く使えたり、使えなかったりすることがあるにせよ。ただし、たとえこうした演習が興味深いものだとしても、僕の作品はそれについてだけのものではない。それらがただ単に、個人的もしくは社会的関心に基づいた壮大な物語に形を与えるものだからだ。
マリオ・ガルシア・トレス
2006年1月発行「Neue Review」より

本展では、時間と意外性をモチーフにしたガルシア・トレスの最新作を発表致します。
また2008年1月11日から13日まで、アグネスホテル(神楽坂)にて開催されるアートフェア「A@Agnes」に、メキシコ人ミュージシャン、マリオ・ロペス・ランダとのコラボレーション"I Promise Every Time"を出品いたします。
http://www.artatagnes.com/
是非この機会にご高覧ください。

Supported by: Embassy of Mexico in Japan