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石川恭子 「from my tickets」 展
Kyoko Ishikawa “from my tickets”

April 11- May 2
Opening Reception April 12, 18 - 20pm

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gallery.sora.では、2008年4月11日(金)から5月2日(金)まで、石川恭子「from my tickets」展を開催致します。1980年生まれの石川は、東京造形大学大学院在学中より2005年の群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)、2006年の「INDEX#2 LIFE STYLES」展(トーキョーワンダーサイト、ARTZONE)や熊本の子飼商店街で行われた「生まれよる、アートと街と」に参加するなど、精力的な活動を展開してきました。
本展では、gallery.sora.の建物内で制作した最新のインスタレーションを発表致します。

私が今、タイトルに宛てがう言葉を書き留めようと思い、近くにあったこの紙をぱっと、窓を下敷きにした。途端に、日差しに一段階近付いた。その暖かさとともにペンのさす方向を眺め現してゆく。光がこの手元を透過している。私はつい見とれてしまう。私の立つこの窓の寸法は、この様子を全てその向うへ届ける。みちの人通り。現実以外の事はこの世界には無い。

下記の状況の言葉と関わるものへ
私がここで、自分が確認をしてきた事を表す事になった理由にフィクションとして取り扱われる事があるならば、あなたはこの言葉に気がつけた理由を私の握力ではないと言えますか?

私は、とても美しいものをもらう事があります。そのひと粒が触れる遊離のステージ。

何かにとって、失敗はするかもしれません。しかし、私はそれを言い表そうとした自分を絶対に脚色してはいけないと感じています。

私が捉えているアートとは、ルールからルールを紡ぎだす作業です。だから必然的にアートはコンセプチャルであるのだと私は考えています。社会にとってアーティストの価値とは、物事を「契約の為のモラルとしての価値」では留めない素直な知性を持っている事ではないでしょうか。社会とは往々にして契約の総体です。勿論、私がそのようなアーティストでは無いかもしれません。だから私は出会いたいのです。私は予感しています。それらが構築して来た多くの根底に目を通す事としての美術を。
石川恭子