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オスカー・ムリーリョ

"Currents 121: Oscar Murillo", installation view at Saint Louis Art Museum, Saint Louis, MO, Mar 18 – Aug 28, 2022. Photo: Lisa Mitchell

オスカー・ムリーリョは、1986年コロンビアのラ・パイラ生まれ。現在は世界各地を拠点に活動。 2007年英国ウェストミンスター大学で美術の名誉学士号を取得、2012年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートの修士課程修了。世界を巡るムリーリョの芸術的実践は様々なメディアを横断している。それは異なる時と場所で制作されたキャンバスの断片から成る大型の絵画や、祖国コロンビアにみられる人形を模した張り子の立体作品のほか、学校の机にキャンバスを敷きそこに子どもたちが自由に描く国際的な協同プロジェクトにまで及ぶ。各地への旅から着想を得るムリーリョの多彩な作品は物理的な特質を備える一方で、グローバル化におけるアイデンティティやコミュニティの流動性を探究している。

近年の主な個展に、森美術館(東京、2021年)、アスペン美術館(2019年)、クンストフェライン・ハンブルク(2019-20年)、ケンブリッジ大学ケトルズヤード(2019年)、K11アート・ミュージアム(上海、2019年)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン、2017-18年)、ヤラト現代美術センター(バクー、2016 -17年)など。「Sonsbeek 20-24: Force Times Distance」(アーネム、2021年)、「The Space Between Classrooms」スイス・インスティテュート(ニューヨーク、2021年)、「Ruth Ewan & Oscar Murillo」ヨークシャー彫刻公園(2019年)、「Collision / Coalition」ザ・シェッド (ニューヨーク、2019年)、「We don’t need another hero」第10回ベルリン・ビエンナーレ(2018年)、シャルジャ・ビエンナーレ13(2017年)、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ(2015年)などの国際展やグループ展に参加。2019年、ターナー賞を他3名のアーティストと同時受賞。

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