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エルムグリーン&ドラッグセット
ベルリンを拠点とするマイケル・エルムグリーンとインガー・ドラッグセットは1995年よりデュオとして活動。パフォーマンス、インスタレーション、彫刻、映像など多様なメディアを用い、現代社会のもつ力の意味を、その破壊までをも視野に入れながら追究している。彼らの作品は明らかな滑稽味を帯びながらも、作家が自ら覆そうとする美的感覚に溢れ、共謀と反発の境界線を複雑に行き来する。紛れもない魅力と適時性をもつ彼らの展示は、「Van Gogh’s Ear」パブリック・アート・ファンド、ロックフェラー・センター(ニューヨーク、2016)、「Biography」Astrup Fearnley Museum(オスロ、2014年)とStatens Museum for Kunst(コペンハーゲン、2014年)、「Tomorrow」ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン、2013年)、The Fourth Plinth、トラファルガー・スクエア(ロンドン、2012年)、「The Collectors」デンマーク&北欧パビリオン、第53回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2009年)を含む近年の大規模プロジェクトへとつながる。