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築地 仁
1947年神奈川県生まれ。写真を独学で始め、装丁家・菊地信義に写真の表現と思考の方法を学ぶ。1960年代半ばより、都市を舞台に抒情性を排した鋭敏な眼差しで写真表現の本質を探究。1979年、写真史家・金子隆一、写真家・島尾伸三、谷口雅と共に「CAMERA WORKS」を設立、小冊子『camera works tokyo』を発行(1979-95年)する。主な個展に「方向量」フォトギャラリー・プリズム(東京、1977年)、「写真像」ツァイト・フォト・サロン(東京、1984年)、「垂直状の、(領域)」Mole(東京、1992年)、「モノ・カオ・反物語-モダニズム再考」東京都写真美術館(東京、1995年)、「築地仁の現在<いま・なぜ・ここに> 1974-1998」東京工芸大学 写大ギャラリー(東京、1998年)、「写真像」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京、2017年)、「母型都市」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京、2019年)など。主な写真集に『垂直状の、(領域)』(自費出版、1975年)、『海光』(CAMERA WORKS、1980年)、『写真像』(CAMERA WORKS、1984年)、『TOSHIBA』(ルイス・ボルツと共著、UPU、1989年)、『築地仁 写真』(日本写真企画、2015年)。1985年に「写真像」にて日本写真協会新人賞を受賞。東京工芸大学 写大ギャラリー、国際交流基金、川崎市市民ミュージアム、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、上海美術館、プリンストン大学美術館、Fondazione MASTなどに作品が収蔵されている。