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第30回サンパウロ・ビエンナーレ

会期:2012年9月7日 – 12月9日
参加作家:木村友紀、サージ・チェレプニン with 荒川医ヘレン・ミラ 
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木村友紀、サージ・チェレプニン with 荒川医、ヘレン・ミラは、2012年9月7日よりブラジル・サンパウロにて開催される、第30回サンパウロ・ビエンナーレに参加いたします。

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【木村友紀 略歴】
1971年京都生まれ。1996年京都市立芸術大学にて修士課程修了。今回ビエンナーレで、木村は祖父の遺品として受け継いだ桂離宮で撮影された24枚の写真を再制作し、それぞれのイメージの関係性をもとに、写真を空間的に配置した新作インスタレーションを発表。「Mont Fuji doesn’t exist」Le Plateau/Frac Ile-de-France (2012年、パリ)、「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」国立国際美術館(2011年、大阪)、「MOTコレクション Plastic Memories – いまを照らす方法」 東京都現代美術館(2010年、東京)、「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(2004年、東京)、「第6回イスタンブール・ビエンナーレ」(1999年)など、国内外で活動の場を広げている。主な個展として「無題」IZU PHOTO MUSEUM(2010年、静岡)、「POSTERIORITY」大和プレスビューイングルーム (2009年、広島)等がある。タカ・イシイギャラリーでは2009年に個展「1940年は月曜日で始まる閏年」を開催。2012年11月にタカ・イシイギャラリー京都にて個展を開催予定。

【サージ・チェレプニン 略歴】
ブルックリンを拠点に、音の物質性、そして音または音響が人間に与える精神的・身体的影響を考察する、パフォーマンス・作曲・インスタレーションを用いた制作活動を行う。今回のビエンナーレでは、荒川医との音楽・美術インスタレーション作品「聞いてるのを見てる」をCasa Modernista(1927年築)に単独展示。この作品は、人が何かを聴いているイメージを転写した様々な素材の金属板により構成される音響立体作品で、金属板裏側の音響装置が発する音は、鑑賞者が金属板に触れることにより変化する。10月後半に荒川医と現地にてパフォーマンスを開催予定。主なパフォーマンス/展示として、Issue Project Room(2012年、ブルックリン、Woody Sullenderとの共同制作)、Art Institute of Chicago(2012年、シカゴ、Das Institut, United Brothersとの共同制作)、Bowerbird(2011年、フィラデルフィア、Woody Sullenderとの共同制作)、47 Canal(2011年、ニューヨーク)、Murray Guy(2011年、ニューヨーク)などが挙げられる。

【荒川医 略歴】
1998年よりニューヨークを拠点に活動。他の作家との共同制作を常に選択し、「一作家の作品制作が一個人に還元、または所有される状態を構造的に回避している」。主なパフォーマンス/展示として、テート・モダン(2012年、ロンドン)、Kunsthalle Zürich(2011年・2009年、チューリッヒ)、ニューヨーク近代美術館(2011年、ニューヨーク)、DAAD Gallery(2011年、ベルリン)、Kunsthaus Bregenz(2011年、ブレゲンツ)、Wiels(2011年、ブリュッセル)などが挙げられる

【ヘレン・ミラ 略歴】
多種多様な断片的メディアに着目して制作活動を行い、今回のビエンナーレにおいてもテキスト、音、写真など様々なメディアを用いた作品を展示。メディアの中に常に含まれる来歴の明らかな素材は、ミラの作品に大きな影響を与える。近年のプロジェクトとして、「gehend (Field Recordings 1-3)」 Bonner Kunsteverein (2011年、Bonn)、KW Institute of Contemporary Art (2011年、ベルリン)、Haus Konstruktiv (2012年、チューリッヒ)などが挙げられる。ミラは2012年11月にタカ・イシイギャラリー(東京・清澄)にて個展を開催予定。

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