ARTISTS
奈良 美智
1959年青森県弘前市生まれ。1987年愛知県立芸術大学大学院修士課程修了。1988年ドイツ、デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、卒業後もケルンを拠点に絵画や彫刻作品などを制作・発表。作家を志す以前の10代の頃から感性の赴くままに撮りためていた写真作品を、2000年代より発表している。「Bye Bye Kitty!!!: Between Heaven and Hell in Contemporary Japanese Art」Japan Society（ニューヨーク、2011年）、「Rites de Passage」Schunk Glaspaleis（ヘールレン、2009年）、「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」横浜美術館（神奈川、2004年）など、国内外のグループ展に参加。見過ごされてしまうような風景や生命の価値に目を向け、様々な風土、音楽、生命、歴史、風景、人々を独自の視点で撮影した写真群は、近年評価を高めている。主な個展に「Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム（2018年）、「Will the Circle Be Unbroken」代官山ヒルサイドプラザ（2017年）など。主な写真集に『奈良美智写真帖 2003-2012』（講談社刊、2012年）、『the good, the bad, the average … and unique. 奈良美智写真集』（リトルモア刊、2003年）など。写真作品はドイツのNeues Museum Nürnbergに所蔵されている。
