ARTISTS
小平 雅尋
1972年東京都生まれ。1997年東京造形大学卒業。在学中より高梨豊、田村彰英らに写真を学び、1996年からは写真家・大辻清司の作品アーカイブのプロジェクトに参加、展示企画やモダンプリント制作に携わる。小平は、世界と自身との関係における根源的な謎への関心を背景に、様々な環境に対して示された自身の直感的反応に拠って撮影を行う。こうして獲得されたイメージは、高度な暗室技術を通じ、類まれな視覚的強度を備えた作品として定着される。主な個展に「ローレンツ氏の蝶」アイデムフォトギャラリー・シリウス(東京、2002年)、「続きの代わりに」月光荘(東京、2009年)、「他なるもの」表参道画廊(東京、2013年)、「他なるもの」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム、プラザギャラリー(東京、2015年)、「在りて在るもの」タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京、2018年)など。