NEWS

Living with Photography

会期:2013年11月20日-25日<最終日18時終了>
会場: 伊勢丹新宿店 本館7階=催物場
参加作家: 森山大道

タカ・イシイギャラリーは11月20日(水)から25日(月)まで、伊勢丹新宿店本館7階にて開催される「Living with Photography」に参加いたします。伊勢丹とアート写真雑誌『IMA』がプロデュースした今回の企画において弊社は、インテリアブランド、フレックス・フォルムと共同で、アントニオ・チッテリオによる家具と森山大道の写真作品「ハワイ」5点を配した、まるでホテルの1室のような「写真のある暮らし」を提案いたします。

今回の特別展示に合わせ、芥川賞作家平野啓一郎氏による短編小説を収めた小冊子を、11月23日より会場にて無料配布いたします。チッテリオの家具と森山の写真作品に触発された平野氏が書き下ろした、ハワイを舞台にある人物を追う男の物語を是非お楽しみください。

【森山大道】
1938年大阪府池田市生まれ。細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。1968年に『にっぽん劇場写真帖』 、1972年に 『写真よさようなら』を発表。既存の写真制度を覆すラディカルな表現で写真界を震撼させた。主な展覧会として「William Klein + Daido Moriyama」テート・モダン(ロンドン、2012)、「オン・ザ・ロード」国立国際美術館(大阪、2011)、サンフランシスコ近代美術館(1999、メトロポリタン美術館巡回)などが挙げられる。作品集『ハワイ』は2007年に発表。日系人も多く住むハワイ島のヒロを中心に撮影したモノクローム作品で構成される。『ブエノスアイレス』(2005年)と並ぶ、2000年代の森山代表作のひとつ。

【アントニオ・チッテリオ】
1950年イタリア・ロンバルディア州メダ生まれ。家具職人の父を持ち、物心つく頃には既に家具デザイナーになることを決め13歳でデザインを学び始める。1972年ミラノ工科大学を卒業。同年Pabo Navaと共に設計事務所を開設後、デザイナー兼コンサルタントとして工業デザインに携わる。現在FLEXFORMを代表としてKartellやVitraなどから数多くの優れたプロダクトを発表。Kartellより発表された「Mobil」と「Batista」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定。1987年と1985年にIl Premio Compasso d’Oro(金のコンパス賞)を二度受賞。

【平野啓一郎】
1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。1998年『日蝕』でデビュー。同作が第120回芥川賞を受賞する。2009年『決壊』で芸術選奨文部科学大臣賞、『ドーン』で 第19回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。ほかの著書に『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『顔のない裸体たち』『あなたが、いなかった、あなた』『かたちだけの愛』『私とは何か 「個人」から「分人」へ』などがある。

NEWS list