EXHIBITIONS

ギャラリーオープニング展 「ジャパニーズ・フォトグラフィー 戦後 – 現在」

会期: 2013年7月5日(金) – 8月3日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京・六本木 AXISビル)
オープニング・レセプション: 7月5日(金)17:00 – 20:00

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムは、来る7月より新たに東京・六本木AXISビルに拠点を移し、写真ギャラリーとしての活動をより一層拡大・充実させてまいります。平田晃久建築設計事務所のデザインによる約80平米の展示空間にて、現代のみならず歴史上重要な写真作品を幅広く紹介していきます。つきましては、新スペースのオープニングに際し、7月5日(金)から8月3日(土)まで、下記ギャラリーアーティストによるグループ展「ジャパニーズ・フォトグラフィー 戦後 – 現在」を開催いたします。

【参加作家】
荒木経惟 / 今井智己 / 大辻清司 / 鈴木清 / 高梨豊 / 武田陽介 / 田原桂一 / 東松照明
奈良原一高 / 平田実 / 細江英公 / 村越としや / 森山大道 / 山元彩香 / 吉野英理香

【新住所】
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
tel: 03-6447-1035 fax: 03-6447-1036
e-mail: tigpf@takaishiigallery.com
website: www.takaishiigallery.com
営業時間:11:00-19:00 定休日:日・月・祝日

【参加作家プロフィール】
荒木経惟 1940年東京都生まれ。1964 年「さっちん」で第 1 回太陽賞を受賞。以降、様々な被写体から強烈なエロスとタナトスが漂う独特の写真世界を確立し、国内外で高い評価を受けている。

今井智己 1974年広島県生まれ。代表作『真昼』や『光と重力』では森・街路・部屋など日常的な風景ながらも静謐さを湛えた作品を発表。近年、可視/不可視に関心を置き制作を続けている。

大辻清司 1923-2001年。1949年にオブジェの美学を追求した前衛的な作品を発表。以後、写真をベースに多様な活動を展開した。優れた写真論の書き手でもあり、後続世代に広く影響を及ぼした。

鈴木清 1943-2000年。福島県いわき市に生まれ活版印刷所に従事した後上京し、看板描きを生業としながら写真家として活動。「流れの歌」や「天幕の街」等、多くの作品を発表し、高い評価を受けている。

高梨豊 1935年東京都生まれ。1950年代末より写真の制作を始め、シリーズごとに大胆に制作アイデアや手法を切り替えて多様な作品を発表している。代表作として「都市へ」、「町」、「初國」など。

武田陽介 1982年愛知県生まれ。写真メディアに対する透徹した制作意識とともに、独特の構図から導かれるフラットな画面を湛える作品は、発表時から高く評価されている。

田原桂一 1951年京都府生まれ。1972年に渡仏後写真の制作を始め、「都市」(1973-74年)や「窓」(1973-80年)といった作品を制作。以後、光の形態そのものを探索することを主眼においた活動を展開している。

東松照明 1930-2012年。戦後日本の写真界を牽引した中心人物の一人であり、時代状況への鋭い視線とともに写真表現の可能性を切り開くような作品は、比類のない評価を確立している。

奈良原一高 1931年福岡県生まれ。1959年には東松、細江らとセルフ・エージェンシー「VIVO」を設立(1961年解散)。「人間の土地」、「王国」、「消滅した時間」などの名作を多数発表している。

平田実 1930年東京都生まれ。1955年よりフリーランスの写真ジャーナリストとして活動。60年代にてがけたArt in Actionのシリーズは、反芸術パフォーマンスを考えるのに不可欠な映像となっている。

細江英公 1933年山形県生まれ。キャリア最初期にあたる50年代より人物の描写に重要な成果を残し、63年、三島由紀夫をモデルに撮った「薔薇刑」で評価を確立。70年「鎌鼬」で芸術選奨文部大臣賞受賞。

村越としや 1980年福島県生まれ。東京を拠点に活動。2006年以降故郷(福島県須賀川市)を被写体に選び、そこで過ごした記憶をなぞるように継続的に撮影を行い、作品集も多数制作している。

森山大道 1938年大阪府生まれ。アレ・ブレ・ボケ(荒れた粒子、焦点がブレた不鮮明な画面、ノーファインダーによる傾いた構図)を特徴としたラディカルな表現は、国内外の美術界で高い評価を受けている。

山元彩香 1983年兵庫県生まれ。撮影地となる海外各地に出かけ、現地で衣装や布を調達し、言語による意思疎通が難しいなか、主に現地の女性のポートレイトを構成、撮影している。

吉野英理香 1970年埼玉県生まれ。1989年から写真の制作を始め、東京綜合写真専門学校に入学後は、鈴木清らの影響を受けながら制作を続け1994年に同校を卒業。2010年からカラー作品を発表している。

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