EXHIBITIONS

マイケル・アナスタシアデス 「From Warm Yellow to Saturated Red」

会期: 2026年6月6日(土) – 7月4日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー 京都
オープニング・レセプション: 6月6日(土)15:30 – 17:30

タカ・イシイギャラリー 京都は、6月6日(土)から7月4日(土)まで、マイケル・アナスタシアデスの個展を開催いたします。2019年以来、同ギャラリーで3度目の個展となる本展では、照明作品を中心に作家の最新作を発表いたします。

暖かな黄から、深い赤の階調へ

始まりのとき、太陽は地平線からわずか0.5°ほどの位置にあります。大気が「寒色系」である青や紫の光を濾過することで、暖かな黄やゴールドのトーンが描き出されます。太陽がさらに沈むにつれ、空気中を通過する光の経路は大幅に長くなります。すると、大気は緑や黄の光をも散乱させ、スペクトルの中でも最も温和な領域のみを残すのです。太陽の端だけがかろうじて見える頃、光は最大量の空気層を通り抜けます。赤い光は最も長い波長を持つため、散乱することなく、その長い距離を旅して私たちの目に届く唯一の色となるのです。

日本で2度目の個展となる本展において、アナスタシアデスはタカ・イシイギャラリー 京都の空間全体を使い、照明、家具、そして彫刻からなる構成を提示します。展示作品には、繊細なガラス管の中にフィラメントが浮遊するようなランプシリーズをはじめ、ダグラスファー(米松)の一本の丸太から削り出されたスツール、孟宗竹や白竹を用いた照明、そして手作業でパティナ加工を施したブロンズ鋳造のオブジェなどが含まれます。

マイケル・アナスタシアデス

マイケル・アナスタシアデスは、ロンドンを拠点に活動するキプロス出身のデザイナー/アーティスト。ロンドンのインペリアル・カレッジ・オブ・サイエンス・テクノロジー・アンド・メディスンにて土木技師としての訓練を受けた後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにてインダストリアル・デザインの修士号を取得。1994年にロンドンにスタジオを構え、2007年には自らの名を冠したブランドを設立。

そのスタジオは、照明、家具、プロダクト、そして空間デザインまで多岐にわたる領域を横断。名だたるメーカーへのデザイン提供のみならず、限定版のシグネチャー・コレクションの制作、さらには世界各地のギャラリーや美術館での個展開催など、精力的な活動を行っている。これまでタカ・イシイギャラリーでは東京(2017年)および香港(2019年)で個展を開催。直近の個展として、「All Colours Will Agree in The Dark」Melas Martinos(アテネ、2025年)など。

2015年、照明デザインへの顕著な貢献が認められ、王立芸術協会より「Royal Designer for Industry」の称号を授与。その後も、ADIコンパッソ・ドーロ賞(2020年)やロンドン・デザイン・メダル(2025年)など数多くの賞を受賞。2024年には、デザイン界への奉仕に対し、英国国王チャールズ3世より大英帝国勲章(OBE)を叙勲。

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