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ヤン・ゲルストバーガー

ヤン・ゲルストバーガーは1983年フランス南東部カー二ュ‐シュルメール生まれ。現在メキシコシティを拠点に活動。フランスのマルセイユ美術大学で絵画と彫刻を学び、2007 年に修士号を取得。彼はそれ以来、一連の作品を通じて、非連続性や純真性、熱帯や古代を想起させる様々なモチーフによって、表象と抽象が混在する視覚的語彙を構成してきました。彼の作品の大きな特徴として、夜の植物標本室、動物のような水生植物、目を奪うテキスタイルの模様、高速で飛ぶ鳥たち、装飾的でグラフィティ的な花々、抽象的な貝殻の歌唱など、色鮮やかな形体の豊かな繁茂が挙げられます。その力強く起伏と色彩に富んだ織物、絵画、壁画では、インターネットや彼自身の個人的な経験、夢など、幅広いソースから選り抜かれた広範なイメージ・アーカイブの崇高な融合によって、物質世界と想像世界との交感が試みられています。
これまでにMuseo Tamayo(メキシコシティ、2020年)、MO.CO.(モンペリエ、2016-17年)、Museo MATE(リマ、2019年)、オーストラリア現代美術センター(メルボルン、2018年)、Museo de Arte Contemporaneo Queretaro(ケレタロ、2018年)、Consortium(ディジョン、2018年)、パリ市立近代美術館(2013年)、Power Station of Art(上海)、Palais de Tokyo(パリ)などで作品を展示。近年のプロジェクトに、NGVトリエンナーレIan Potter Center会場(メルボルン、2020-21年)での「A Mangrove at Dusk」など。近年の個展には「Zugunruhe」Gisela Capitain(ケルン、2021年)、「ICE NEWS AND FREEWAY FETISHES」 OMR (メキシコシティ、2019年)などがある。作品はCollection Mario Testino (リマ)、National Gallery of Victoria (メルボルン)、ペレス美術館(マイアミ)Fond national d’art contemporain(パリ)、Alumnos 47(メキシコシティ)、Fundación Calosa(イラプアト)などに収蔵されている。



