EXHIBITIONS

「Open-Ended Propositions」

会期:2011年9月3日(土) – 10月1日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)

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タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)では、9月3日(土)から10月1日(土)まで、荒川医、石田尚志、篠原有司男、彦坂尚嘉、平田実によるグループ展「Open-Ended Propositions」を開催いたします。

たとえば、絵画が規定性の強い表現媒体メディア(平面性、素材など)だとすれば、パフォーマンスは、そもそも越境性(interdisciplinarity)を前提とした表現媒体である。その意味でパフォーマンスの表現形態はよりオープンである。

たとえば、作家が筆をおいたときに一枚の絵画が完成するような意味で、パフォーマンスは完了しない。パフォーマンスは終了した時点で消滅してしまい、後に残された写真や映像が、パフォーマンスの第二の人生(アフターライフ)を形成する。その意味で、パフォーマンスの存在形態はよりオープンである。

オープンな企図であるパフォーマンスを、これまで作家たちはオープンに探求してきた。そして、これからもオープンに探求していくだろう。

オープンな企図であるパフォーマンスを見ること、読むことを、私たちもまたオープンな企図として引き受けるべきだろう。

富井玲子 2011年8月30日

本展の開催に当たっては、展覧会タイトルと出展作家の解説文の執筆をニューヨーク在住の美術史家の富井玲子氏にご協力いただきました。パフォーマンスの魅力を伝える出展作品を、この機会に是非ご高覧ください。

解説文
・荒川医 Download
・平田実 Download
・石田尚志 Download
・彦坂尚嘉 Download
・篠原有司男 Download