EXHIBITIONS

大宮エリー 「神聖な場所」

会期: 2020年12月19日(土) – 2021年2月6日(土)
[冬期休廊:2020年12月27日- 2021年1月11日]
会場: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム

安心して作品をご覧いただけるよう様々な感染症対策を徹底しております。

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムは、12月19日(土)から2月6日(土)まで、大宮エリー個展「神聖な場所」を開催いたします。タカ・イシイギャラリーで初めての個展となる本展では、コロナ禍中に大宮が心の安寧を求めて訪れた諏訪大社、洞爺湖で撮影した新作と、2012年から2014年の間に各地で撮影した作品群を展示いたします。 

作家やラジオのパーソナリティ、映画監督や舞台の作演出家など様々な活動に取り組む大宮は、2012年より自身にとって新しい表現領域である美術に取り組み始め、来場者の参加によって作品が完成するといった特徴を持つ体験型の個展を数々発表。更には絵画作品や壁画など自らの芸術的実践領域を次々に広げました。そんな大宮にとっての創作のインスピレーションは大地や自然のエネルギーにあるといいます。

長野県諏訪湖のほとりに社を構え、国内最古の神社の一つとされる諏訪大社には社殿の四隅に配された御柱(おんばしら)と呼ばれる大木によって、空間に結界が張られるといわれます。彼の地を訪ねた大宮は、天に伸びるようにまっすぐと力強くそびえ立つ樹木とそこから発せられる崇高なエネルギーに心惹かれるままにシャッターを切りました。被写体そのものの存在感を余すところなく捉えた写真群は、長年に亘って厳しい自然の中で壮麗に生きる命の力強さを伝えるだけでなく、自然と対峙する時に私たちに訪れる、自己を見つめなおす感動や発見をもたらしてくれることでしょう。

神秘的で、エネルギー溢れる聖地の写真は見るだけで
細胞が、ぷちぷちと再生したり
何か、新しいひらめきが降りて来たり
動かなかったことが、途端に動き始めたり
願いが叶ったり
あわせな変化が起こったり
そんな不思議が起きそうです。 

静謐で、神秘的な時間を
過ごしていただければと思います。

大宮エリー、2020年11月

大宮エリーは1975年大阪府生まれ。東京大学薬学部卒業。広告代理店勤務後に独立し、作家業、映画監督、舞台の作演出、ラジオのパーソナリティ、司会業といった多岐にわたる活動を展開。2012年から自身にとって新しい表現領域である、美術に取り組み始め、来場者の参加によって作品が完成するといった特徴を持つ、体験型の個展を数々発表。更には絵画作品、壁画、写真など自らの芸術的実践領域を次々に広げ、2017年には初の写真展「スピリットチャージ写真展」をCAPSULE/SUNDAYにて開催し、翌翌年にはヨーロッパやアジアでの個展も開催するなど活動の場を常に拡大している。
主な個展に「思いを伝えるということ展」PARCO MUSEUM(東京、2012年;その後、京都フォイル・ギャラリー、2012年;札幌 PARCO、2012年; せんだいメディアテーク、仙台、2013年へ巡回)、「シンシアリー・ユアーズ―親愛なるあなたの大宮エリーより」十和田市現代美術館(青森、2016年)、森美術館ADギャラリー(東京、2020年)等。

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