EXHIBITIONS
荒木経惟 「67 反撃」
会期:2007年5月25日(金) – 6月23日(土)
タカ・イシイギャラリーでは、5月25日(金)から6月23日(土)まで、荒木経惟個展「67 反撃」を開催致します。11回目の個展となる本展では、カラー・プリントとモノクローム・プリントによる最新作品を発表致します。
「アラーキー67才、 67カメラ、フィルム写真のデジタル写真への反撃。
筋ジストロフィーの女の子、こいつの普通の女の子への反撃。
ブス女の子のアナウンサーのような綺麗な女の子への反撃。
世間が『きれい』とかいうのは、周りがつくった要素が大きいんだよ。
やっぱり写真を撮るなら、汚いところがあって、欠点だらけでも生きている、
ほんとの女を撮らなくちゃね。俺はずっとそういうところを撮りつづけているわけだよ。」
荒木経惟
「すべての女は美しい」と語る荒木経惟は、比喩ではなく、枯れかけた花や人妻の放つオーラを写し撮ってきた。荒木のすべての写真は、被写体に対する感情が刻まれている。
しかし、それは被写体に対する愛情にとどまらず、「本には載せられない写真もあるが、いかれていればいるほどいいと思っている」と荒木自身が話すように、作家自身の反骨精神が込められている。
67才の誕生日に際して開催される本展「67 反撃」におきましては、このあくなき反骨精神を強烈に打ち出した過去作品、未発表作品と最新作を含む約100点の写真作品を展示いたします。