EXHIBITIONS
木村友紀 「Reception」
会期: 2019年8月3日(土) – 9月7日(土)
[夏季休廊: 8月11日(日) – 19日(月)]
会場: タカ・イシイギャラリー 東京
オープニング・レセプション: 8月3日(土)18:00 – 20:00
タカ・イシイギャラリーは木村友紀の個展「Reception」を開催いたします。1995年のギャラリー初個展以来、今回で8回目の個展となる本展では、立体作品5点で構成する新作インスタレーションを発表いたします。
タカ・イシイギャラリーの六本木スペース、備え付けの重厚な黒壇のカウンターテーブル、黒いモルタルの床、L字の空間と奥から注ぐ自然光、外の大きな鉢植え。これはその空間自体を空間の中に反復する試みである。75%、50%、25%にそれぞれ縮小したカウンターテーブルのミニチュアは、オリジナルと同じ品質で、その為に全く別の機能性が示唆されるかもしれない。あるいは縮小される度に、空間やその意味さえも濃縮された象徴的なオブジェになる、その一連の過程であるとも言える。遠近法のイリュージョンによって、部屋全体がいつもより奥深く、より一層入り難く感じられることを想定している。
木村友紀 1971年京都市生まれ。1996年京都市立芸術大学にて修士課程修了。ベルリン在住。 「California-Pacific Triennial」オレンジカウンティ美術館(ニューポートビーチ、2017年)、「OCEAN OF IMAGES: NEW PHOTOGRAPHY 2015」ニューヨーク近代美術館(2015年)、第30回サンパウロ・ビエンナーレ(2012年)、「Mount Fuji does not exist」Le Plateau / Frac Ile-de-France(パリ、2012年)、「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」国立国際美術館(大阪、2011年)、「MOTコレクション Plastic Memories – いまを照らす方法」東京都現代美術館(東京、2010年)、「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」 森美術館(東京、2004年)、第6回イスタンブール・ビエンナーレ(1999年)など、国内外の多くのグループ展に参加。主な個展として「Inhuman Transformation of New Year’s Decoration, Obsolete Conception or 2」CCA Wattis Institute(サンフランシスコ、2016年)、「無題」 IZU PHOTO MUSEUM(静岡、2010年)、「POSTERIORITY」大和プレスビューイングルーム(広島、2009年)などが挙げられる。