EXHIBITIONS

「Aftermath」

会期:2010年12月17日(金) – 2011年2月5日(土)[冬季休廊:12月23日 – 1月5日]
オープニング・レセプション:12月17日(金)18:00 – 20:00

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底なしのユートピア。そこは機械が意味を持たず、太陽が硝子と化した場所・・・。

ロバート・スミッソン 「A Tour of the Monuments of Passaic」 『Artforum』、1967年10月号より

タカ・イシイギャラリー京都は、シモン・カステ氏のキュレーションによるグループ展、「Aftermath」を開催いたします。本展覧会のタイトル、「Aftermath」という言葉の定義は曖昧で、「草刈りや収穫の後に生え茂る若草」という縁起の良い意味を持ちながらも、一般的には「ある出来事から生じた結果・後遺症(特に不愉快なもの)」というネガティヴな意味で解釈されています。創造と破壊が織りなす物語を基礎とし、今回のグループ展は無からの創造や再生の形式といった、後遺症的要素のドラマチックな可能性を導き出します。

参加作家:

シール・フロイヤー ミゲル・モンロイ
オレリアン・フロモン ウィル・ローガン
イザ・ゲンツケン スターリング・ルビー
クリスチャン・ホルスタッド スザンヌ・ウィンタリング
木村友紀

上記作家作品のほか、本展覧会ではミケランジェロ・アントニオーニ作『砂丘』(1970年)と、リュミエール兄弟作『壁の解体』(1896年)の一部を上映いたします。

シモン・カステはインディペンデント・キュレーターとしてニューヨークを拠点に活動しています。カステはコロンビア大学(ニューヨーク)キュラトリアル・スタディーズ課程にて修士号を取得。近年のプロジェクトとして、ジョン・バルデッサリ、サラ・オートマイヤー、ダグラス・ゴードン、リンダ・ベングリスを含む作家20名の作品を集めたグループ展、「Christmas in July」 (Yvon Lambert、ニューヨーク)(www.xmasinjuly.org )でのキュレーションが挙げられます。

http://aftermath.fr/