EXHIBITIONS

平川典俊 「unión de… バラガン邸の完成」

会期:2013年6月22日(土) – 7月13日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー京都
オープニング・レセプション:2013年6月22日(土)18:00 – 20:00
トークイベント:2013年6月22日(土)15:30 – 17:00
映像作品上映会 & 対談 飯沢耕太郎 x 平川典俊

タカ・イシイギャラリー京都は6月22日(土)から7月13日(土)まで、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、平川典俊の個展「unión de… バラガン邸の完成」を開催致します。1960年に福岡県で生まれた平川はこれまで、フランクフルト現代美術館(1993、2010年)、ポンピドゥーセンター(1995年、パリ)、チューリヒ・クンストハレ(1996年)、広島市現代美術館(1996年)、MoMA PS1(1997、2006年、ニューヨーク)、横浜美術館(1997年)、東京都現代美術館(2000年)、群馬県立近代美術館(2012年)で展覧会を開催するなど国際的に活躍しています。本展では、メキシコシティの世界遺産、ルイス・バラガン邸で制作、発表された「unión de…」プロジェクトの白黒写真作品より約20点を展示致します。

プロジェクト「unión de…」は、ルイス・バラガンが建築空間を連続する神話に基づいた演劇空間であると仮定してバラガン邸を設計したことと大きく重なる。つまり建築という3次元の存在に対する私の提案は、建築としての仮定でおこなうことではなく人間と一体化するという仮定の一部としてのルイス・バラガン建築の解釈を加えることによって、真にバラガン邸を完成させることであった。

平川典俊

「unión de…」は、バラガン邸内の空間における人間の相互交流の発生を主題として、平川が写真作品と現代ダンスパフォーマンスを制作・発表したアートプロジェクトです。日光、風、水、空、植物などの自然要素を取り込むバラガン邸の空間で、メキシコ人ダンサーやパフォーマーを起用、境界の視点と物語性とともに作り出される様々な相乗効果を視覚化していきます。平川の提示は人間の知覚する方法の拡張とバラガン邸建築の本質に迫る試みです。2012年にバラガン邸でこのプロジェクトを発表した平川は、Hatje Cantz社より写真集『unión de…Interactional Casa Barragán』を出版。そして今回バラガン生誕の地メキシコ・グアダラハラの姉妹都市京都にて、本プロジェクトの展覧会を開催いたします。この機会に是非ご高覧ください。

協力:駐日合衆国メキシコ大使館 / メキシコ観光局 / Wako Works of Art

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