EXHIBITIONS

「Sugar Hiccup」

会期:2004年8月13日(金) – 9月4日(土)

タカ・イシイギャラリーでは2004年8月13日(金)から9月4日(土)まで、ジェフリー・ イアン・ローゼン企画によるグループ展「Sugar Hiccup」展を開催致します。
Sugar Hiccupはスコットランド出身のバンドCocteau Twinと彼等の影響を受けた電子的なサウンドが特徴的なミュージシャン達、特に、Shoegazerという音楽ジャンルから受けたインスピレーションが元になった展覧会です。

Sugar Hiccup展に参加するアーティストを選CocteauTwin/Shoegazerのファンだったらこんな展覧会を見たいだろう、という気持ちと共に、コンテンポラリーアートの動向に常に目を配るギャラリースタッフとしての視点とのバランスが基準になった。

Shoegazerとは90年前半から半ばにかけてイギリスの音楽シーンを席巻していたジャンルであり、その特徴としては幾重にも変化を加えたギターサウンドによる”walls of sound”が挙げられる。ヴォ-カルは同じ音量の楽曲に溶け込み、歌詞はほとんどの場合聞きとれない。Cocteau Twinの場合、曲は特に意味を持たない単語を組み合わせた造語(例:float+boat=floatboat)から成り立っている。Shoegazerの先駆者として My Bloody Valentine, Lush, RideやSlowdive等が挙げられる。Shoegazerは有機的、コンピューターベースの音楽を作り出している昨今の若い世代に再認識され復活の兆しが感じられる。
Sugar Hiccupに出展のアーティスト:
Silke Otto-Knapp/シルケ・オットー=ナップ、
Dee Ferris/ディー・フェリス/  (共にロンドンをベースに活躍中)
de Rijke/ de Rooji/デ・レイク/デ・ローイ (オランダ出身の映像作家)
Elisabeth Arkhipoff /エリザベス・ア-キポフ (フランス出身アーティスト)
Scott Calhoun /スコット・カルフーン、
Jennifer Ruff/ジェニファー・ラフ  (共にアメリカ出身)
Sebastiaan Bremer /セバスチャン・ブレマ- (オランダ人アーティスト)
Naoko Tamura /田村尚子  (日本人写真家)
Scott Heim /スコット・ハイム (アメリカ人作家-展覧会の為のテキストを執筆)
manual*/Jonus Munk /ジョーナス・マンク (デンマーク人ミュージシャン)