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荒木 経惟

「過去・未来 写狂老人日記」 1979-2011年/2012年 ゼラチン・シルバー・プリント

1940年東京都生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科卒業後、電通に入社し写真部に所属する。1964年、「さっちん」で第1回太陽賞を受賞。1971年、妻陽子との新婚旅行を写した『センチメンタルな旅』を限定1,000部で自費出版。以降、妖艶な花々、緊縛ヌード、空景、食事、東京の街、飼い猫、様々な被写体からエロスとタナトスが強く漂う独特の写真世界を確立し、日本を代表する写真家として内外で高い評価を受けている。おもな個展に「Araki」ギメ東洋美術館(パリ、2016年)、「往生写集-顔・空景・道」豊田市美術館(2014年)、「荒木経惟写真集展アラーキー」IZU PHOTO MUSEUM(静岡、2012年)、「私・生・死 」バービカン・アートギャラリー(ロンドン、2005年)、「花人生」東京都写真美術館(東京、2003年)、「Suicide in Tokyo」ジャルディーニ・ディ・カステッロ(ヴェニス、2002年)、「Tokyo Still Life」イコン・ギャラリー(バーミンガム、2001年)、「Nobuyoshi Araki」ゲント市現代美術館(2000年)、「荒木経惟 センチメンタルな写真、人生」東京都現代美術館(1999年)、「Tokyo Comedy」ウィーン・セセション、(1997年)、「荒木経惟・私日記」、カルティエ現代美術財団(パリ、1995年)、「アクト・トーキョー1971-1991」フォルム・シュタットパルク(グラーツ、1992年)がある。日本写真協会・年度賞(1990年)、オーストリア科学・芸術勲章(2008年)、第54回毎日芸術賞・特別賞(2012年)、第6回安吾賞(2012年)を受賞。

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