EXHIBITIONS

マイケル・アナスタシアデス

会期:2017年9月26日(火) – 10月28日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー 東京 ビューイングルーム

タカ・イシイギャラリー東京は、9月26日から10月28日まで、マイケル・アナスタシアデスの個展を開催いたします。これまで20年以上にわたり、照明と家具デザインの分野で活動してきたアナスタシアデスの国内初個展となる本展では、照明作品4点を展示します。「Mobile Chandelier 3」は2008年から制作されている「Mobile Chandelier」シリーズの作品です。本シリーズは完璧に成形された球体とミニマルな線の対話を通じた均衡という概念との戯れです。またクラシカルなピンボールからインスピレーションを得た「General Illuminations」シリーズより、「Biri Biri」、「Captive」、「Nudge」の3点が展示されます。「Nudge」は、鏡に接する照明が鏡面に反射して無限の奥行きを作り出す、まるでトロンプルイユのような作品です。

アナスタシアデスは照明が「オン」、「オフ」という2つの現実に存在していることに興味を持っています。オフの状態での照明は、空間を占める視覚的な要素としてのオブジェであり、その物質性、反射性、脆さとボリュームが伝わってきます。そしてオンの時には光源として全く異なる空間を満たし、壁に映る他のオブジェの影を得ることで、周囲の物すべてと関係性を持ちます。

アナスタシアデスのデザイン哲学は、素材そのものの固有の性質を尊重することです。彼はどんな素材にも美を見出し、素材は素材であると考えます。人とオブジェの関係性が時間を通してどのように変化するかという動的な関係性に関心を抱いています。ファイン・アートとインダストリアル・デザインの中間に位置するアナスタシアデスの作品は、実用的な機能と詩的で謎めいた存在感の間にあります。

マイケル・アナスタシアデスは1968年キプロス生まれ。ロンドンのインペリアル・カレッジ・オブ・サイエンス・テクノロジー・アンド・メディスンにて土木技師としての訓練を受けた後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにてインダストリアル・デザインの修士号を取得。1994年にロンドンにスタジオを構え、2007年には自らの名を冠した作品の流通を拡大するために自身のブランドを設立。

主な個展にヴィクトリア・アンド・アルバート博物館内のノーフォーク・ハウス・ミュージック・ルームで開催された個展(ロンドン、2010年)、欧州議会内のキプロス大統領府で開催された個展(ブリュッセル、2011年)、「Time and Again at the Geymüllerschlössel」オーストリア応用美術博物館(ウィーン、2012年)、「To Be Perfectly Frank」スヴェンスト・テン (ストックホルム、2013年)、「Reload the Current Page」ポイント・センター・フォー・コンテンポラリー・アート(ニコシア、2014年)、「Doings on Time and Light」ロデオ・ギャラリー(イスタンブール、2015年)がある。

アナスタシアデスはFLOS、ピュイフォルカ、ロブマイヤー、ハーマンミラー、サルヴァトーリ、ニルファ、スヴェンスト・テンなどとコラボレーションし、建築家のデイヴィッド・チッパーフィールドとジョン・ポーソンと共に仕事をしてきた。

作品はニューヨーク近代美術館の常設コレクション(ニューヨーク)、FRACセンター(オルレアン)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)、オーストリア応用美術博物館(ウィーン)に収蔵されている。

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