EXHIBITIONS

平田実 「ACTION, the 1960s」

会期: 2014年4月25日(金)-5月31日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京・六本木 AXISビル)

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムは、2014年4月25日(金)から5月31日(土)まで、平田実個展「ACTION, the 1960s」を開催いたします。本展では、平田実が1960年代に撮影を行った、前衛芸術家たちの活動の膨大な記録のなかから41点の作品を展示予定です。

戦後日本の節目となった1960年代。この時期に、若き美術家たちのARTへの思い—閉塞を続ける美術界への挑戦、社会状況への批判など—がACTIONとなってアトリエから街中に飛び出しはじけていったのである。
その姿、行動(ACTION)は、カメラを持った私にとって〈こめられた時〉の記録対象であり、新鮮なフォトジェニックなシーンでもあった。
彼ら若き美術家たちの姿・ACTIONをカメラ視線で切り取り、フォトアートとして紙面に定着した作品群である。
                                                      平田 実

平田実は、1930年東京に生まれました。フリー・フォトジャーナリストとして、高松次郎・赤瀬川原平・中西夏之(ハイレッド・センター)、オノ・ヨーコ、篠原有司男、ゼロ次元といった1960年代の前衛美術家たちの活動を追い、写真に収め続けました。時には、平田が芸術家たちに企画を持ち掛け、彼らの活動をより広く周知させるよう努めていたといいます。平田は、記録者である以上に、芸術家たちの協力者として、彼らの傍らに居続けていました。また、ライフワークの一環として、沖縄やスカイ・スポーツを取材しており、「翔べイカロス」ニコンサロン(1975年)、「沖縄世・1968~1974」コニカプラザ(2000年)など、様々な展覧会も開催してきました。近年では、「東京 1955-1970:新しい前衛」ニューヨーク近代美術館(2012年)を含めた、戦後日本芸術の展覧会において作品を展示。2011年には、アルル国際写真フェスティバルにも参加し、その作品は、テート・モダン(ロンドン)のパブリック・コレクションにも収蔵されています。

作品集詳細
『ACTION, the 1960s』 タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム刊
2014年4月25日刊行、ソフト・カバー、72頁、収録作品41点、サイズ: H 21.0 X W 14.8 cm、販売価格: 2,000円 (税抜き)

Press Release Download